USADA(アメリカ)WADAの規則により意図しない違反事例も公表必須:パラ陸上選手のペットの薬による過誤又は過失がないドーピング違反事例

WADA Rules Require Publication of Even No Fault Violations: Pet Medication Causes No Fault Violation for Para Track and Field Athlete

内容概略


USADAは1月17日、パラ陸上選手Roderick TownsendがWADA禁止表に具体的な記載のない物質での違反が疑われる分析報告が出たと公表した。USADAは調査の結果、同選手自身に過誤はなかったと結論づけた。したがって同選手は資格停止処分にはならないが、WADAの規則上、USADAはこの事例を公表する義務を負う。USADAは無実の選手が過誤のない事例を公表されてしまう現状の規則を疑問視し、WADAに対して規則改定するよう働きかけている。