東京2020:ITA、新型コロナ禍においてもオリンピック大会のアンチドーピング・プログラム実行で成功

Tokyo 2020: ITA succeeded in fully implementing anti-doping program for Olympic Games despite challenging COVID-19 circumstances

内容概略

東京2020オリンピック大会終了から1ヶ月以上が経ち、ITAは大会期間中のアンチドーピング・プログラムを終了した。

競技会時及び競技会外を合わせ、選手村開村から閉会式までの間に6,200検体が採取された。これらの尿及び血液検体は5,000検査で4,255選から採取されており、参加選手の1/3以上の選手が少なくとも1回の検査対象となったことがわかる。この成果は、ITAが新型コロナ拡大前に策定した当初の計画を完全に実行できたことを示している。なかでもロシア、中国、米国、英国、オーストラリアの選手の検査数が多かった。

競技別では陸上、水泳、自転車、ボート、ウェイトリフティングの検査が最も多かった。競技会時と競技会外の割合は、前者が2/3、後者が1/3となった。競技会外の一部は、新型コロナによる制限で選手村での選手の滞在日数が通常よりも少ないことを鑑みて日本国外でも実施された。