WADA 報告:アスリートがドーピング違反に陥る主要な分野

Report: Key areas of athlete vulnerabilities to doping

内容概略

WADAは、アスリートがドーピング違反に陥りやすい分野についての研究プロジェクトの結果を発表した。

アンケート調査などを通して9つの要因がアスリートやサポート・スタッフから「最も重要」と特定され、さらに広範な教育プログラムとアスリートへのさらなる支援の必要性が明らかになった。サプリが一番の懸念項目とする人が多いなか、アスリートとしてはスポーツからの負荷と身体的発達やパフォーマンス向上の必要性のためサプリを摂取すると指摘する。

また、国際レベルの男性アスリートが最もドーピング違反(うっかりや意図的な事例の両方)に陥りやすいことがわかった。コーチは特にエリートレベルのアスリートにとって最も影響力があることもわかり、コーチに対するアンチドーピング教育の重要性を裏づけた。

WADAは、アスリートをドーピング違反から守るためにはすべての関係者に対する教育と社会科学研究が重要であると結論づけた。WADAは今後もこの分野の研究調査を続けていく予定。