IOC 世界でのドーピングとの闘いが揺るがないなか、東京2020へ向けてクリーンスポーツへの尽力も変わらず

COMMITMENT TO CLEAN SPORT INTACT FOR TOKYO 2020 AS GLOBAL FIGHT AGAINST DOPING REMAINS STRONG

内容概略

IOCは7月17日、IOC総会でアンチドーピングに関してWADA及びITAよりそれぞれ報告を受けた。報告内容の概要は以下のとおり。

  • 新型コロナ感染拡大を受けて健康と安全を最優先しつつWADAガイドラインを発行、アンチドーピング検査プログラムに支障をきたさないよう随時ガイドラインの更新を行いNADOはそれに従い検査を実行

  • 米ホワイトハウス麻薬管理政策局の米連邦議会への報告書に対してWADAが追加資料を提出して反論しながらも米国のアンチドーピング活動の支援を続ける意欲を明示、かつロドチェンコフ法についても米国議会の上院に対して懸念があることを考慮するよう要請

  • 新型コロナ禍において、2021年1月1日に施行の世界規程及び国際基準へ向けて署名当事者各国が準備できる様々なオンラインでのプログラムやツールを展開

  • IWFに対して直ちに懸案のドーピング事例について緊急行動をとるよう要請

  • ITAは東京2020延期を受けてアンチドーピング検査プログラムのスケジュールを修正、また新型コロナ禍における外出禁止期間においてもガイドラインを発行して様々なアンチドーピング活動を継続

  • ITAはローザンヌ2020で競技会時と競技会外のどちらでもアンチドーピング違反がなかったことを報告、また今後もYOGにおいての教育の強化をしていく意図を表明

  • ITAが来年よりUCIのアンチドーピング・プログラムを担当、また新規で国際ドーピング検査委員のためのトレーニングと資格のプログラムを設置