【スポットライト】WADAプログラム開発及び国内アンチドーピング機関及び地域アンチドーピング機関との関係―強固なグローバル・システムの柱を構築

WADA Program Development and NADO/RADO Relations – Building the pillars for a strong global system

内容概略

*【スポットライト】とは、WADAが定期的に関係者に発信する情報シリーズ

1999年、スポーツにおけるアンチドーピングの世界はがっかりするものだった。

競技や地域ごとにルールが異なり、統一性を欠いていた。そのため、スポーツ界と各国政府が協力するWADAが作られた。バラバラだったアンチドーピング・プログラムは世界規程と国際基準の法的枠組みのもと、異なる競技や社会を超えてすべてのアスリートの保護のため平等に適用される、一つのまとまった規則となった。世界規程及び国際基準は方針であり理論である。これを現実に成功させるには、国内アンチドーピング機関(NADO)及び地域アンチドーピング機関(RADO)に対して質の高いアドバイスやサポートを提供できるかどうかにかかっている。そこでWADAのプログラム開発・国内及び地域アンチドーピング機関部門(PDNRR)が必要となる。この部署がNADO及びRADOとの効果的な協力関係を構築するのに寄与している。アンチドーピングの環境がより複雑になる昨今、PDNRRはNADO及びRADOに対して随時知識や情報を提供をし、特に今年はNADO及びRADOのプログラム戦略を考案して支援を強化している。