WADA理事会、満場一致で最初の段階のガバナンス改革を承認

WADA Foundation Board unanimously approves final round of governance reforms

内容概略

WADAの常任理事会及び理事会は、エジプトのカイロでそれぞれ5月18日と19日に会合を開いた。

多くの決定事項があったが、特にガバナンス改革についての承認や今後3年間の年間予算の策定など重要な決定がなされた。ガバナンス改革については各理事会がWADAガバナンス改革見直し作業グループからの報告書を受け取り、理事会では満場一致で承認、常任理事会からの提言についても採択した。提言にはアスリート代表の声をさらに反映するためのアスリート委員会の構成変更が含まれる。

予算については今後3年間各年8%、6%、6%と増やしていくことで合意した。ロシアによるウクライナ侵攻についてはウクライナのアスリートへの支援を再確認すると同時に、海外でトレーニングするウクライナ人選手がきちんとドーピング検査を受けられるようNADOに対してウクライナ人選手をそれぞれの検査計画に含んで検体の採取分析の資金を出すよう呼びかけた。