WADA、国内アンチドーピング機関3団体をコンプライアンスの監視項目リストに追加

WADA adds three National Anti-Doping Organizations to compliance ‘watchlist’

内容概略

WADA常任理事会は、WADAコンプライアンス査定委員会(CRC)が10月7日にベルギーNADOドイツ語圏コミュニティ、モンテネグロ、ルーマニアのNADOを監視リストに追加するという提言を承認した。

2021年4月にWADAは2021年版世界規程に準拠していないNADOに対してコンプライアンス手順を開始し、同年9月には常任理事会がこうしたNADOの問題が是正されていないとして不適合であるとした。上記3団体は2021年版世界規程に準拠しているとWADAから評価を受けたアンチドーピング規則を策定し4ヶ月以内にこれらの規則を導入すると約束したことにより、WADAコンプライアンス査定委員会がWADA常任理事会に対して不適合という以前の提言を変更してこれら機関を監視リストに追加するよう要請していた。常任理事会は今回これを承認し、今後もこれらNADOの活動に注視していく。