WADA会長、IOC総会で大会前のWADAの主要活動について報告

WADA President updates IOC Session on Agency’s major activities in advance of the Olympic Games

内容概略

WADA会長は7月20日、第138回IOC総会で東京2020大会前のWADAの活動について報告した。

会長は新型コロナ拡大による難しい状況のなか、どのようにWADAが世界中のアンチドーピング・コミュニティの協力のもと検査レベルを通常に戻したかについて説明した。また、WADAよりすべてのADOに対して東京2020大会までの残りの時間に大会参加予定のすべてのアスリートをITAの提言に沿って検査するよう要請したと報告した。そのほか、ロシアやLIMSの進捗状況、日本が開発に協力した乾燥血液スポット検査の2020大会における試験運用の実施などのアンチドーピング研究の最新情報、ADELの東京2020プログラム、WADA改革の進捗状況などについても報告した。