WADA、ロシア・オリンピック委員会のフィギュアスケーターについて控訴
WADA to lodge appeal in case of Russian Olympic Committee figure skater
内容概略
WADAは、ロシア・オリンピック委員会のフィギュアスケーターについてCASに対して控訴する構えを示した。
同選手の検体は2021年12月25日の競技会時にRUSADAにより採取され、分析のためストックホルムのWADA認定分析機関へと送られた。2022年2月7日、分析機関は検体より禁止物質であるトリメタジジンの反応が見られたと報告、RUSADAは2月8日に同選手を仮処分とした。
しかしながら、2月9日のRUSADA規律委員会による聴聞会が開かれ、同委員会は暫定処分を解除、結果として同選手は北京2022大会での競技を続けることができた。
世界規程のもと、WADAはCASにおいて暫定処分を解除したRUSADAの決定について世界規程を正しく履行していないとして控訴する権利を有している。