WADA 東京2020へ向けて世界各地での検査数値がさらに増加したと発表

WADA announces further rise in global testing figures in lead-up to Tokyo 2020

内容概略

世界中の多くのアンチドーピング機関(ADO)の活動が通常どおりに戻りつつある今、WADAは6月16日に東京2020へ向け世界各地で実施されている検査数値がさらに増加したことを発表した。

最新の調査によると、新型コロナ禍が続くなかでも2021年5月時点で152ADOが24,430の検体を採取したと発表、2020年3月以降で最多採取数を記録した。競技会外の検査数は2021年4月で14,560となり、2019年4月の12,713から増加した。今年5月では2019年の同時期が13,691だったのに対し今年は16,149となった。2021年5月の競技会時では8,281で、過去15か月で最も高い検査数となった。WADA事務局長は、検査数の増加はコロナ禍にも関わらずADOが尽力してくれたおかげだとしてその功績を称えた。大会期間中、WADAは独立したオブザーバー(IO)チームを東京に派遣して、アンチドーピング活動を監視する予定。