WADA、ロシアのウクライナ侵攻を受けアンチドーピング機関に向けた検査指針を発表

WADA issues Testing Guidance for Anti-Doping Organizations following Russia’s invasion of Ukraine

内容概略

WADAは、ロシアのウクライナ侵攻及び破滅的な戦争が続いていることに衝撃を受けている。

WADA会長はウクライナにおけるこの恐ろしい状況に注視すると同時に、現在運営停止しているウクライナのアンチドーピング機関(NADC)の人々と定期的に連絡をとっているとし、ロシアによる武力侵略を強く非難し、ウクライナの人々と連帯して立ち上がると述べた。

また、世界のアンチドーピング・システムのインテグリティを維持するため、WADAはADOに向けたウクライナ、ロシア、ベラルーシにおけるアンチドーピングに関する特別なガイダンスを発表した(ウクライナ国内での検査は不可能だが国外のウクライナ人選手の検査は可能で適切な場合は続行、ベラルーシ及びロシアの各アンチドーピング機構からはアンチドーピング活動に影響はなしとの報告あり、ADOに対してベラルーシ人選手及びの検査は持続するよう奨励、など)。

WADAは今後も事態を注視し、状況に応じて必要があればガイダンスを更新する予定。