USADA(アメリカ)オリンピックのレスリング選手Ellis Coleman、アンチドーピング規則違反により24ヵ月の制裁を受け入れ(蛋白同化男性化ステロイド薬(AAS))

Olympic Wrestling Athlete Ellis Coleman Receives 24-Month Sanction for Anti-Doping Rule Violation

内容概略

USADAは8月31日、米国仲裁協会(AAA)の独立した仲裁人がEllis Coleman(レスリング)に対しアンチドーピング規則違反による24ヵ月の資格停止処分を言い渡したと発表した。

2021年12月5日の競技会外検査で禁止物質であるDHEAが検出されたため。同選手の尿検体は安定同位体比質量分析計(IRMS)で分析され、蛋白同化男性化ステロイド(AAS)が自然に体内で作られたものか外因性なのかを調べた。仲裁人は同選手がラベルにDHEAが記載されているサプリメントを摂取したと結論づけた。USADAは同選手に対して必要なアンチドーピング教育を提供したにも関わらず、同選手は軍医のアシスタントにそのサプリが合法かどうかを確認したという。このような経緯から本人の責任は大きいとみなし、AAAでは24ヵ月の制裁を課した。同選手の2年間は暫定的資格停止が課された2022年2月28日より開始し、陽性反応の出た2021年12月15日から仮処分の課された2022年2月28日までのすべての競技結果が剥奪される。