USADA(アメリカ)US自転車競技選手Flavia Maria DeOliveira Paparella、2回目のアンチドーピング規則違反の制裁を受け入れ

U.S. Cycling Athlete Flavia Maria De Oliveira Paparella Accepts Sanction for Second Anti-Doping Rule Violation

内容概略

USADAは10月19日、Flavia Maria DeOliveira Paparella(自転車競技)が10年間で2回目となるアンチドーピング規則違反による半年の出場停止処分を受け入れたと発表した。

1回目の違反は2019年で、ヒゲナミンの陽性反応が出た。2回目は2020年3月1日の競技会時の検査でベータ2作用薬であるビランテロールが検出された。その後同選手はビランテロールの治療使用特例(TUE)を申請、USADAはこれを承認したが同選手が遡及的TUE申請の規則に従っていなかったとしている。2020年9月30日にはWADAが2021年版禁止表国際基準を発表、吸入ビランテロールはメーカーの定める一日の最大量を超えない限りは使用が許可され、同選手はこの範囲での使用だった。陽性反応の出た物質が禁止表から外されたため、同選手は2021年1月1日以降に出場停止処分の軽減を求めてUSADAに申し立てることができる。停止処分は制裁を受け入れた2020年10月16日からで、陽性検体を採取した2020年3月1日より取得した競技結果及び資格も剥奪される。