USADA(アメリカ)USパラサイクリング選手Katerina Brim、アンチドーピング規則違反による制裁を受け入れ(ホルモン調節薬および代謝調節薬)

U.S. Paralympic Cycling Athlete Katerina Brim Accepts Sanction for Anti-Doping Rule Violation

内容概略

USADAは5月23日、USパラサイクリング選手Katerina Brimが1年間の資格停止処分を受け入れたと発表した。

同選手は禁止物質であるヒューマログ(インスリン)を競技会外である2022年10月19日に使用したと誠実に申告していた。検査当時同選手はUSADAのRTPに入ってから19日間しか経っておらず、TUEを申請していなかった。調査の結果、USADAは同選手のインスリン使用は医師が糖尿病の治療に必要と認めた分量であると結論づけ、同選手はUSADAのTUE委員会の助言のもと遡及的TUE申請を実施した。しかしながら、WADAはこれを認めず、USADAも1年間の資格停止処分を課さねばならなかった。USADAは糖尿病のような生涯にわたる疾患に使用するインスリン使用に関するWADAの現行ルールは適切ではないと考え、今後もルール改正をWADAに求めていく。