USADA（アメリカ） 米国仲裁協会（AAA）、アンチドーピング規則違反でラグビー選手Lorenzo Thomasを4年間の出場停止処分を言い渡す

AAA Arbitrator Imposes Four-Year Sanction on Rugby Athlete Lorenzo Thomas for Anti-Doping Rule Violation

内容概略

USADAは3月4日、米国仲裁協会（AAA）の独立した仲裁人がLorenzo Thomas（ラグビー）に対しアンチドーピング規則違反による4年間の出場停止処分を言い渡したと発表した。

同選手は、2019年7月9日に競技会外での検査で常に禁止されているGW1516 (GW501516)の代謝体が検出された。同選手の弁護士は検体採取の状況が不完全だったと意義を申し立てたが、検査員による宣誓証言や検査時の資料などを元にしてAAAの仲裁人はUSADAが正しい検査手順を踏んでいたと結論付け、分析機関が出した陽性という結果を支持した。同選手の4年間は仮処分となっていた2019年7月9日より開始し、同日から競技結果及び資格も剥奪される。