UKAD(イギリス) 新しい英国アンチドーピング政策を公表

New UK National Anti-Doping Policy launches

内容概略

英国デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は4月26日、新たに更新された2021年版英国アンチドーピング政策を公表した。

新しい政策はユネスコの「スポーツにおけるドーピング防止に関する国際規約」にある要件を満たすことと、世界規程を英国で確実に実行することを目的としている。政策の更新は2009年に制定されて以来今回が初めて。英国のNADOとして英国競技団体が確実に世界規程に準拠するよう管理する責任を負うUKADは、今回の政策とともに新しくアンチドーピング体制保証のための枠組みも合わせて導入する。この新しいアンチドーピング枠組みにより、各NFはそれぞれのアンチドーピング活動の査定をする際の新しい指標をもつことになる。今回の政策にも記載されているUKADの核となる役割は「Education First」を掲げたアンチドーピング教育であり、このためUKADでは先般「クリーンスポーツ・ハブ」というプラットフォームを立ち上げて無償のEラーニングを提供している。