UKAD〈イギリス) ボクシング選手Roseanna Cox、2年間の出場停止処分

Boxer Roseanna Cox banned for two years

内容概略

ボクシング選手、Roseanna Coxはアンチドーピング違反で2年間の出場停止処分を受けた。競技会時の2019年3月29日に採取した尿からがフロセミド(S5.利尿薬および隠蔽薬)が検出されたため。

同選手はプロボクサーになる申請を検査前に提出したが2018年12月に脳に嚢胞があることを理由にプロボクサーのライセンスが英国ボクシング協会から承認されなかったと説明。ボクサー人生が終わったと思ったときにUKADよりドーピング検査を受けたが、当時はすでにボクシング協会のメンバーであるとは思っていなかったという。また、フロセミドは別の疾患のため処方されて同物質を摂取していたという。このような状況により、同選手の禁止物質摂取は意図的ではなかったと判断された。UKADは、国内競技連盟のメンバーになるということはアンチドーピング規則に準拠することに同意するということであり、アスリートは検査がいついかなるときにも実施される可能性があることに留意すべきとし、状況が変わった場合には競技連盟に速やかに報告するよう呼びかけ、アンチドーピング規則が自分には適用されないと決して思わないよう注意喚起した。