UKAD(イギリス)プロボクシング選手Jack Arnfield、3年間の制裁を受ける(禁止物質の不正取引)

Professional boxer Jack Arnfield receives three-year ban from sport

内容概略

プロボクシング選手Jack Arnfieldはアンチドーピング規則違反(ADRV)で3年間の資格停止処分を受けた。

禁止物質の不正取引のため。3年間の資格停止は2018年8月15日から開始し、発表時点では資格停止処分が終了している。同選手は刑事事件に関連して裁判所に出頭、販売を目的とした大麻保持で有罪となっていた。その後、12ヶ月の禁錮刑、12ヶ月の執行猶予付き、250時間の無償労働を言い渡され、英国ボクシング協会から刑事事件裁判の継続を理由にプロ資格を停止された(その後、判決が言い渡された後、2020年1月8日にライセンスを再発行)。

UKADは2021年3月に同選手の有罪判決について知り、独自の調査を開始した。2022年1月25日に同選手にインタビューし、2022年4月1日に大麻の不正取引でADRVを犯した可能性があると通知、同月12日に正式にADRVで制裁を課した。刑事訴訟手続とUKADの調査の間に時間が経過していたため、同選手の3年間の資格停止処分は2018年4月15日から開始とされ、この発表時点では処分が終了している。この事例に関し、UKADはアスリートに対してすべてのADRV及びADRVがもたらす結末を理解するよう呼びかけた。