ITAの東京2020へ向けた大会前アンチドーピング・プログラム:検査の格差をなくすため世界規模のドーピング管理を広範囲で実施

ITA PRE-GAMES ANTI-DOPING PROGRAM FOR TOKYO 2020: CASTING A WIDE NET OF WORLDWIDE CONTROLS TO CLOSE TESTING GAPS

内容概略

ITAはIOC、WADA、夏季オリンピック競技連盟、国内アンチドーピング機関と協力して、東京2020へ向けてこれまでにないほどの規模の大会前アンチドーピング・プログラムを展開する。

ITAは、IF及び国内・地域アンチドーピング機関(NADO/RADO)の専門家からなる東京2020大会前専門家グループを率い、東京2020に参加するであろうアスリートに関する情報を精査してリスク管理や検査に関する提言を共有、世界中で調和のとれた形で効果的な検査を実施することを目指している。同グループは東京2020へ向けて33競技すべてを見直し、2020年12月(大会開始の6か月以上前)には26,000もの検査の提言をしている。対するリオ2016ではハイリスクの7競技のみ精査を実施後、1か月前に1,500の提言をしている。ITAはこのように早い時期に多くのアスリートを対象とすることにより、世界中で格差のない検査を目指す。また、大会2か月前にはITA及びIOCが追加の検査をする権限を得ている。これにより、大会直前にさらに細かく検査を実施することが可能となっている。