IOC RUSADAに対するCAS裁定についてIOCが策定したガイダンスがWADAのコンプライアンス査定委員会の確認を取得

IOC RECEIVES WADA'S CRC CONFIRMATION THAT IMPLEMENTATION GUIDELINES FOR CAS DECISION REGARDING RUSADA WILL NOT LEAD TO NON-COMPLIANCE PROCEDURES IF FULLY APPLIED

内容概略

2020年12月17日のCASによるロシア・アンチドーピング機関(RUSADA)の裁定は、オリンピック・ムーブメント内で厳格に一貫した形で実行される必要がある。この裁定から逸脱することは新たな訴訟やWADAによる不適合の手続きへとつながる。

このような背景から、IOCはこのたびIPC及びIFと協働して実行ガイドラインをWADAに提出した。ガイドラインはIOC、IPC、IFがCASによる裁定を正しく実行するのを目的としている。WADAの独立したコンプライアンス査定委員会(CRC)は、このガイドラインがCAS裁定に準拠したもであり、署名当事者はこのガイドラインを順守していれば世界規定との不適合にはつながらないことを確認した。各IFは各自の規則に沿ってCAS裁定をそれぞれ実行していく責任があるが、このガイドラインによりIFは一貫した方針に従うことができ、世界選手権、東京2020、北京2022において旗やユニフォームをどうするかなど指針の枠組みを得る。また、このガイドラインはASOIF及びAIOWFも承認している。