iNADO 米ホワイトハウス麻薬管理政策局(ONDCP)の声明に対する反応

1:iNADO supports calls to strengthen WADA Governance

および

2:iNADO communication following our statement of July 3, 2020

内容概略

1:iNADO supports calls to strengthen WADA Governance

iNADOは、米ホワイトハウス麻薬管理政策局(ONDCP)がWADAに対しガバナンスの強化を訴えている件を支持し、WADAがさらに独立した組織となり最も重要なステークホルダーであるクリーンなアスリートを保護する力を強化するよう求めた。

iNADOにとってONDCP報告書における最重要点はWADAのガバナンスをさらに強化することにあり、これを達成するには1. WADAのガバナンスに独立した人物を増員すること、2. 意思決定の過程にアスリートをもっと関与させることの二項目を達成することが不可欠であるとした。iNADOは、独立性や透明性においてWADAが前向きな進展をしたとしながらも、ガバナンス構造から利益相反となりうる要因を徹底的に取り除くことにより、アスリートからみたWADAの信頼性はさらに増すとみている。ここ数年でWADAがクリーンなアスリートを保護する力を有するかどうかのWADAへの信頼性は大きく崩れ、アスリートからの信用を回復するにはさらなる努力が必要であるとし、WADAは透明性を高めてアスリートと肩を並べることが必要不可欠であると訴えた。

2:iNADO communication following our statement of July 3, 2020

2020年7月3日に発行されたプレスリリースのフォローアップとして、iNADOはONDCPレポートへのサポートがWADAの運営組織でのより多くの独立性とアスリートの代表を示唆する部分に限定されることを明確にしたいと考えている。

iNADOはこの機会を利用して、効果的で信頼できるWADAへのサポートを繰り返したいと考えている。これは、クリーンスポーツに関するすべての利害関係者が協力し、WADAへの適切な資金提供を確保する場合にのみ達成できる。ガバナンスレビューの結果を実施し、ドーピングに対する世界的な戦いを先導するために必要である。グローバルなアンチドーピングシステムは、すべての利害関係者の相互協力と信頼に基づいて構築された建設的な対話でのみ進めることができる。