AFLD(FRANCE) 「ロドチェンコフ法」制定:AFLD、ドーピングとの闘いへの多国間アプローチの支持を再度表明

PROMULGATION DU « RODCHENKOV ACT » : L’AGENCE FRANÇAISE DE LUTTE CONTRE LE DOPAGE (AFLD) RÉAFFIRME SON ATTACHEMENT À UNE APPROCHE MULTILATÉRALE DE LA LUTTE CONTRE LE DOPAGE

内容概略

最近米大統領が署名し制定された「ロドチェンコフ法」は、ドーピング問題を国境や国籍を越えて米司法制度が訴追する権限を認めるものであり、アンチドーピング界で物議を醸している。

AFLDは、ドーピングと戦うためには多国間でのアプローチが必要不可欠であるという立場を再度表明する。ユネスコの「スポーツにおけるドーピング防止に関する国際規約」をもとに近年国際社会が協働してきたのはまさに大きな成果であり、この過程をさらに深め現行の体制を強化する必要がある。それには独立して強固なWADAが必要になるが、同時にすべての関係者からの支援も不可欠となる。刑事罰を課すのは特に組織犯罪であれば基本的には各国当局の責任ではあるが、国際協力がなされればさらに効果的となる。AFLDはまた、内部告発者の保護の重要性も強調したい。