AFLD(フランス) 報道発表:2019年10月のラグビー選手に対する制裁措置に関するAFLDとしての詳細情報

Communiqué : Précisions de l’AFLD au sujet d’une sanction prononcée en octobre 2019 à l’encontre d’un joueur de rugby

内容概略

フランス・ラグビー協会(FFR)は2020年8月18日、AFLDの制裁委員会による出場停止期間中にフランスの2部リーグで数回出場したValence Romans Drôme Rugby (VRDR)の選手について報道発表、次いで所属クラブのVRDRもまた同件について報道発表した。

AFLDはこれら報道発表において誤った情報(同件について知らなかったことを示唆する内容)が記載されていることを鑑み、フランス国内の規則及び世界規程にのっとりAFLD制裁委員会による決定事項は徹底的に当該選手、国内協会、国際競技連盟、WADA、スポーツ省等に通知されることを明記したい。本件に関しては、選手及びFFRに対して2019年10月23日に書留でこの制裁の通知がなされ、各自受領していることが分かっている。

また、FFR及び当該選手も事前に上訴などの詳細についても説明を受けている。したがって選手は制裁を遵守しなければならず、それによる影響について所属クラブに通知するのも選手の役目である。スポーツ法のもと、AFLDによる出場停止処分を違反するものは当初の出場停止期間が終了した時点で同じ期間の出場停止を受けることになっている。FFRはフランスのアンチドーピングの規則に従う立場にあるのみならず、世界規程の署名当事者であるワールドラグビーのアンチドーピング規則にも従う必要がある。

AFLDは本件に関して必要な措置を講じる姿勢であり、今後関係する諸団体に連絡をしたうえで将来的な決定をする予定。