AFLD 2019年度の活動報告を公表

配信元:AFLD(フランス)

https://www.afld.fr/category/actualites/

L’AFLD publie son rapport d’activité 2019

内容概略

AFLDは6月17日、2019年度の活動報告を公表した。

2018年末に着手したドーピング検査戦略の再考は、2019年3月1日に効力を発揮した新しい措置のおかげで2019年も続き、エリート・スポーツの適切な監視とアンチドーピング違反のさらなる発見を可能とした。結果、検査の60%はハイレベル及びプロスポーツのアスリート(2018年は45%)となった。

さらに、分析以外の方法で違反を特定するためにAFLD内に情報調査部門が設置され検査部門をサポートしたり、違反者の処罰についても新しい法律が導入されてアスリートがアンチドーピング違反を認め処罰を受け入れることにより聴聞を放棄することが可能となった。

こうしたハイレベル・スポーツに焦点をあてる新しい検査戦略により、結果として違反数や処罰数は減少した。他方、違反におけるハイレベルのアスリートの割合は増加している。しかしながら、2019年の功績は一つのステップに過ぎず、これからも国際舞台でプレゼンスを発揮して2024年パリ大会を成功させるには、今後もこうした措置の規模を再検討してさらに効率よく高めていく必要がある。